介護人材再就職準備金貸付事業について ~ 介護の現場から一度離職された方へ ~
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今年は例年より桜の開花が早まり、京都市の非常事態宣言が解除されたことをうけ、街には多くの人が外出する姿が見えました。
筆者も週末はワークアウトを行うため、金閣寺・銀閣寺・大文字山・平安神宮・鴨川等々、京都市内の名所を中心にランニングすることが多いのですが、今年一番の人手ではなかったでしょうか?
今晩より天気が下り坂ということもあり、明日は京都市内を散策することは難しそうですが、週明けより気温も高くなり桜の開花も加速するものと思います♪
トップ画像も、筆者のランニングコースのひとつである蹴上のインクラインとなりますが、画像のような桜はまだ開花しておりませんが、来週末あたりは見ごろをむかえると思います。
日中は多くの方が来られる人気スポットでもありますが、まだまだコロナ禍でもあります!
おススメする時間帯は、やはり早朝です♪
人が少なく、感染リスクも低いと思われる早朝に足を運んで、花見を楽しんでいただければと思います♪
時間帯によっては、独り占めできるかも?しれませねんね♪
さて、今回は介護の現場から一度離れた方々にご紹介したい制度となります。
経済的な支援制度となりますので、もしご存知ではない方がおられましたら、ご一読いただければと思います!
介護人材再就職準備金貸付事業について
今回ご紹介するのは、「介護人材再就職準備金」という制度となります。
この制度は、2016年に慢性的な人材不足の業界であった介護業界へ再就職を促す施策として施行されました。
すでに介護業界より離職した方向けに、再度介護業界での就労促進を図るため、経験者の再就職に際し、上限40万円の貸付を行い、再就職後2年間就労実績が確認された段階で全額返済が免除となる制度となります。
この制度は無利子で借り入れることが可能です。
この貸付制度の条件等について、ご紹介したいと思います!
貸付対象者とは?
この介護人材再就職準備金の貸付対象者は以下のとおりとなります。
次の①~⑤の要件をすべて満たす方が対象となります。
①直近の介護職を離職後、離職期間が2週間以上ある方
②介護職員等として1年以上の実務経験がある方
③次のいずれかに該当している方
・介護福祉士
・介護職員実務者研修を修了していること
・介護職員初任者研修を修了していること
・介護職員基礎研修を修了していること
・ホームヘルパー1級課程を修了していること
・ホームヘルパー2級課程を修了していること
④住所地の都道府県内介護サービス事業所または施設に介護職員等(週20時間以上の勤務が必要)として再就職すること
⑤再就職日までに介護の資格届出制度に登録を行うこと
上記①~⑤の要件が必須となります。
次に貸し付け条件についてご紹介いたします!
貸付条件とは?
では、この貸付の上限額並びに資金使途などをご紹介いたします!
■貸付上限額 40万円
※申請時に使途がわかる領収書(写)の添付が必要となります。
(領収書は対象となる期間が限らていますので、必ず手引き等で確認してください)
■対象となる経費
・子供の預け先を探す際の活動費
・介護に係る講習会の参加軽費や国家試験の受験手数料、参考図書等の購入費
・介護職員として働く際に必要な靴等の被服費
・敷金、礼金、引っ越し代などの転居費用
・通勤用自転車またはバイクの購入費
・その他、再就職に必要と認められる経費
■貸付回数 1人あたり1回限り
■貸付利子 無利息
基本的に、再就職にむけた準備金としての資金使途に限定されております。
また、何度も転職を繰り返しても、この制度は利用できなようになっております。
次に必要書類についてご紹介いたします!
必要書類とは?
この制度を利用される方には、以下の書類を準備する必要があります。
①貸付申請書(様式1)
②再就職(内定・決定)証明書(様式2)
③従事期間証明書(様式11)※前職分
④保有資格等に係る証明書類 ※次のいずれか・全て写し
・介護福祉士登録証
・介護職員実務者研修修了証
・介護職員初任者研修修了証
・介護職員基礎研修修了証
・ホームヘルパー1級課程修了証明書
・ホームヘルパー2級課程修了証明書
⑤勤務状況が確認できる書類(雇用契約書等)
⑥住民票記載事項証明書(申請者部分のみの記載)
(直近3ヶ月以内のもの)
※外国籍の方は滞在資格が永住権である場合のみ貸し付け対象となります。
⑦連帯保証人の前年の所得を証明する書類
⑧その他、利用目的に係る領収書等必要な書類
それぞれ、申請書が公開されておりますので、手引き等確認しながら作成していくことになります。
申請手順について
次に申請の手順となります。
前記する貸付対象者に該当し、申請書類を準備した段階で、各都道府県の社会福祉協議会へ申請することとなります。
申請し審査後、貸付の決定は申請月の翌月末ごろとなります。
次に、貸付に関する必要書類を提出し貸付契約を締結いたします。
貸付金の振込は申請月の翌々月の中旬ごろを想定されております。
以降、2年以上介護職として従事した場合、返還免除となりますが、その期間中に退職した場合は返還義務が生じることとなります。
詳細につきましては、各都道府県の社会福祉協議会が窓口となっております。
私ども京都・滋賀介護求人サーチの活動領域は京都府と滋賀県となります。
以下に、それぞれの窓口機関をご案内いたします!
京都府では、京都府社会福祉協議会に、「京都府福祉人材・研修センター」が窓口になっております。
京都府福祉人材・研修センター ←HPはこちらから
滋賀県では、「滋賀県福祉協議会 介護・福祉人材センター」が窓口になっております。
滋賀県かいご・ふくしのシゴトWEB ←HPはこちらから
それぞれ、京都・滋賀の窓口機関のHPをのリンクを貼っておりますので、ご検討される方は、上記リンク先のチェックをお願いいたします!
いかがでしたでしょうか?
元々、介護職員の人材不足は日本国内でも課題であることはニュース等で話題になっておりましたが、コロナ禍の影響もあり、一度介護職を離職した方々への支援制度を今回ご紹介させていただきました。
利用するには各種条件がございますが、もし介護職への再就職を検討されておられる方には、このような制度があることをお伝えできればと思います♪
まだまだ、現場ではコロナ対策が行われており、高齢者施設や病院などではご家族との面会も制限があるのも事実です。
コロナ禍に離職された方、その前に離職された方、離職理由は様々であると思いますが、介護を必要とする方々がおられるのも事実です。
もし、再就職を検討されるのであれば、このような制度も活用することをご検討いただければと思います!
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次回も介護にまつわるお役立ち情報をお届けしたいと思います♪
では、良い週末を!